◎原種から特に優れたものを厳選し伝承栽培されてきた「幻の蜜芋」
「種子島安納芋」といっても、近年種苗改良などで、様々な種類が出回るようになりました。
そんななかこの蜜芋は、原種にこだわり、手間ひまのかかる有機農法により育てることで、原種でしか味わえないナチュラルな美味しさや甘味を最大限引き出した「蜜芋」に育っています。
唐芋伝来300年の歴史を継承してきた原種から、特に糖度の高い芋を種苗にし、手間ひまをおしまず栽培してきた種子島蜜芋。
焼くと、でんぷん質が蜜の味(糖質)に変わり、究極ともいえるその甘味とクリーミーな食感は、まさに洗練されたナチュラルデザートそのもの。 昔そのままの美味しい蜜芋をどうぞお召し上がり下さい。
【蜜芋の栽培】
原種が持つ野生の強さ、おいしさの優れたものを選別し、良いものを伝承栽培しています(原種の保存)。
何万年もの時が育んだミネラル豊富な洪積大地で、蜜芋に最も適した昔ながらの肥料づくりや土作りを行います。仲間一人ひとりの知恵と経験を寄せ合い、ひと芋ひと芋愛情をもって大切に育てています。
皮がやわらかいため機械を使わず手作業での栽培をしています。
◎熟成させて増す甘み
蜜芋は収穫したてよりも、寝かせて「熟成」させたほうが甘みが増します。熟成させることによって、主成分のでんぷん質が糖質へと変化するためで、その期間は3週間〜1ヶ月ほど必要です。
生産者の愛情を受けてすくすく育った蜜芋は、もっともっとあま〜くなるように専用熟成庫でじっくり眠りにつきます。
上質のワインのように、「熟成」というその時間がさらに蜜芋のおいしさを引き出します。
じっくり熟成させて皆様のお手元にお届けしていますが、万が一、届いた蜜芋に甘みが足りない場合は、冷暗所にて1週間ほど熟成させてみて下さい。さらに2週間後・・と食べ比べていただければ味の変化が分かりやすいかもしれません。
◎何てったって、焼き芋が1番!
蜜芋の美味しさが引き立つのは、「焼き芋」です。
「焼き芋」を作っているそばから漂ってくる香ばしい匂い…
ねっとりとしたクリームのようなお芋を頬張ると、口中に広がる優しい甘〜い風味。究極の蜜芋の楽しみ方です。
洗った蜜芋をアルミホイルに包んで、オーブン・トースターで焼くだけで、簡単に焼き芋ができます。
(150g~200gの蜜芋で30~40分を目安にしてください)
また、写真のように厚手の鍋でも作れます。
(アルミホイルの上に洗った蜜芋を並べ、転がしながらホタル火で40~50分)